二重埋没法失敗の他院修正手術
二重埋没法は、美容整形の中で最も人気のある治療法です。多くの場合、短時間の治療で、パッチリ二重を作ることができます。
しかし、二重の幅が希望通りでない、ラインがすぐに取れてしまった、目が開き辛い、眠そうになってしまった、不自然な二重になった、などの二重埋没法失敗症例も増えています。
ラインが太すぎた
太すぎるライン設定をすると、すぐにラインが取れてしまったり、目が開き辛くなったりすることがあります。そのライン設定では無理であると考えられますので、ラインを狭く設定する必要があります。
目が開き辛くなった
眼瞼下垂の方に埋没法を行うと、却って目が開き難くなったり、腫れぼったい目になったりすることがあります。このような場合は一度糸を外して、目が良く開くようにしてライン設定を考える必要があります。
不自然なバレバレの二重になった
二重のデザインが上手くいかないと、バレバレの二重になることがあります。デザインからやり直す必要があります。
二重埋没法後、頭痛や目の奥の痛みがある
二重の手術後、頭痛や目の奥の痛みを感じることがあります。吐き気やめまいなどを伴うこともあります無理なライン形成がされていることが多くそのような場合は、一度糸を外して無理のない位置にライン形成する必要があります。
ラインがすぐに取れてしまった
埋没法は、固定力に限界がありますので、一重に戻った場合には再固定が行われることがあります。しかし埋没法でラインが短期間で取れてしまう場合切開法に切り替える必要があります。
二重埋没法失敗の再手術
術前
術後27日目
31歳、女性。二重埋没法失敗の他院修正手術
16年前に他院で二重埋没法の手術を行ったものの、全く戻ってしまったために御相談いただいた症例です。どうしても切りたくないということで埋没法により再固定しました。再固定によりパッチリ二重になりましたが、何度も戻るようなら切開法を考えていただくことになると思います。二重埋没法は、メスを使わず二重形成を行う優れた美容外科手術です。しかし固定力が弱いために、一重に戻ることがあります。戻ってしまった場合、再度埋没法で固定することが有用な場合がありますが、何度も取れている様な場合は、切開法に切り替える必要があります。繰り返し埋没法を行うことにより、まぶたを傷める可能性が高いためです。腫れぼったく、埋没法では戻り易そうなまぶたの場合には、最初から切開法で手術することも必要です。
二重埋没法失敗の再手術
術前
術後30日目
23歳、女性。二重埋没法の他院修正手術、二重埋没法2回施行後
4年前と3年前に某美容外科で二重埋没法を行っている症例です。二重のラインはできたものの、希望のパッチリ目にならないために、修正手術を希望して御相談を受けました。目力が弱く眠そうな感じを受けました。二重切開法に切り替えて、目力を付けパッチリ目を作製しました。二重埋没法で、二重のラインが付いたけれども目がパッチリにならないということで御相談を受けることがあります。二重埋没法では形作ることができる目に限界があり、それは致し方ないことです。方法を変えることにより、希望を実現するしかありません。希望通りにならないという理由で埋没法を繰り返し行う方がいらっしゃいます。これは無意味な方法です。治療法を切り替えて希望のパッチリ目を目指す必要があります。