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豊胸手術失敗、他院修正なら仙台中央クリニック

豊胸手術失敗の他院修正手術

豊胸手術を行ったものの、形が不自然、大きさが希望通りでない、ということでやり直し再手術を希望される方が増えています。
場合によっては挿入した人工乳腺の取り出しや、入替えが必要になることがあります。認可されたバッグは耐久性が良く長期間保障されていますが、中には不認可のバッグを使っているクリニックもあり、取り出したときに大きく劣化していることもあります。

生理食塩水バッグ入替え
内容物に生理食塩水を使ったバッグです。たとえ染み出したり破裂したりしても、安全であるということから、一時シリコンバッグが使用禁止になっていた時期に用いられました。生理食塩水バッグは、挿入するのが簡単であることや、バッグの原価が安い事から、高頻度で用いられた時期がありました。しかし、耐久性が10年適度であり、長期間を経て収縮してくることが分かり、現在ではほとんど用いられなくなりました。現在はシリコンバッグが再許可されたので、シリコンバッグが主流です。

CMCバッグ入替え
CMCバッグとは、カルボキシルメチルセルロースを内部に含む、バッグです。青緑色の色素であるメチレンブルーを混じていますのでバッグ全体が青緑色をしています。微生物を混じた場合、この色素の色調の変化により、微生物の繁殖が分かるような仕組みになっています。一昔前に、Arion社がCMCバッグを激安で大々的に日本に売り込んだために、爆発的に使用された時期がありました。しかし現在はその安全性が疑問視され、日本でも使用自粛勧告が出ており、ほとんど使われておりません。CMC内溶液が漏れ出ている兆候がある、バッグが破れている可能性がある、などの場合は入れ替え手術をお勧めすることがあります。

現在主に使用されているバッグ
シリコンバッグの安全性が証明されたために、豊胸手術で用いられている人工乳腺はシリコンバッグが主流です。アメリカ合衆国FDA(食品医薬品局)では、メンター社(フランス製)とアラガン社(アメリカ製)を認可しています。これらのバッグはコヒーシブバッグと言って、例え外側の膜が破れるような衝撃が加わっても、中のシリコンが流れ出ないような仕組みになっています。多くのクリニックでは認可されたバッグが使用されているようですが、中に原価を抑えるために、無認可の激安バッグを使用しているクリニックもあるようです。ご注意ください。

人工乳腺の取り出しの注意点
豊胸手術後、バストの形がおかしくなったということで、前のクリニックでバッグの取り出しを無料で行ってもらい、その後再挿入の御相談を頂くことがあります。再挿入の手術は3回目の手術となり、手術の難易度が大変高くなります。取り出しを行う前に御相談いただくようお勧めしています。
バッグを挿入する場合は、ほとんどのクリニックで、腋窩経由にて行っているようですが、取り出す場合は、乳輪切開や、乳房下縁切開で行っているクリニックもあるようです。腋窩以外の傷でも綺麗に縫えば傷は目立ちませんが、切開が複数個所に及ぶ場合、皮膚が引きつれて、変形をきたすことがあります。脇の下からできるだけ操作していただくことをお勧めします。

人工乳腺入れ替え
前回のバッグが入っていたところのスペースを広げるか、別の場所に、スペースを作製して新たなバッグを挿入します。現在用いられているバッグは、耐久性が良いために劣化していることはほとんどありませんが、昔に入れたバッグの場合劣化が酷く取り出すのに難渋することがあります。またバッグの周囲に厚い被膜を形成しており、バッグを再挿入するスペースを作製するのに難渋することがあります。

豊胸手術失敗の再手術

術前

術後35日目




32歳、未婚女性。豊胸手術の他院修正手術

8年前に大手美容外科で、豊胸手術を受けた症例です。お椀をひっくり返したようなバレバレの胸になり、とても人に見せられないので、再手術の御相談を頂きました。元々、平坦な胸であり、それにもかかわらず乳腺下に豊胸バッグが挿入されていました。そのためにバッグの形が浮き出て、不自然な形になったと考えられました。バッグを取り出して大胸筋下に新たなスペースを作り新しいバッグを再挿入しました。自然な胸を作製することが出来ました。
乳腺下のスペースに豊胸バッグを挿入する方法は乳腺下法と呼ばれ、技術が簡単であることと、大きな麻酔設備がいらないことから、多くのクリニックで行われています。しかし平坦な胸の方に乳腺下法で豊胸手術を行うと、この症例のようにお椀をひっくり返したような胸になることがあります。多少ともバストがある方は良いのですが、元々全く胸が無いという方は注意する必要があります。

豊胸手術失敗の再手術

術前

術後14日目





43歳、既婚女性。豊胸手術の他院修正手術

出産後バストが小さくなり、10年前に某美容外科で豊胸手術を行った症例です。徐々に形がおかしくなってきたということで再手術を希望して御相談いただきました。バッグは右に比べて左が小さくなっており、上に上がり固定されていました。両側ともバッグを取り出して新しいシリコンバッグに入れ替えました。自然な形のバストを作製できました。
取り出したバッグは両側とも劣化しており、内容物が周囲に滲みだしていました。最近のシリコンバッグはコヒーシブと言って、外膜が破裂しても内容物が漏れ出さないような仕組みになっておりますが、昔のバッグは耐久性が悪く、滲みだしたり、縮小したりするケースが多く認められます。形が悪くなってきたということであれば、入替え治療を考える必要があります。